TR00262A.gif (1715 バイト) 二重国籍の認可を考えるページ       

先日、ハニーパイML管理者宛に興味深い内容のメールが届きました。
国際結婚者には避けて通れない問題の、「二重国籍の取得の不認可問題について」です。
これは、一方でたまたま認可されて二つの国籍を持つ人も結構いるという事実があります。
しかし未だに法的には認められてない、この不平等を改善すべく是非貴方のご協力を
お願いしたいと思います。(ちなみに二重国籍の保有者として例をあげるとフジモリ大統領が
そうです。彼は戦犯として扱われてますが、この二重国籍の保有者として日本へ亡命しようと
しました。これに関しうちのML隊員みな憤慨し当時MLでもかなりの意見が出たのでした。。)
以下は当方にきたメール文の転載&ML内案内メールの転載です。
これに協力して頂けた当件の後援会の関係者の皆様に感謝致します。

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今回、興味深いメールが届いたので、皆さんへもお見せしますね。
内容は「二重国籍の取得認可活動へ署名を」です。
全文にするとすごく長いので内容を校正してお届けしますね。
そ、、それでもすごく長いので(すいません。。)、時間のある人は是非どうぞ。

以下はメールの本文です。
***********************以下転送***************************


ご協力のお願いがあって、メール致しました。
長文ご容赦下さい。

私の伴侶はスイス人でゲルマン系です。私は日本人でモンゴロイド系です。
そしてこの二人の人種的特徴をほぼ均等に受け継いだ子供が三人おります。

妻は容姿からして、日本では外国人であり、いくら本人が日本に馴染んでいても、
いくら流暢に日本語を話せても、常に容姿からガイジン扱いされます。
通勤電車に乗れば、隣の席が常に空いてしまうなんていう、日本人の無意識の敬遠
気分からくる差別なども受けます。金髪であるという理由で、出身国を聞かれる
前からアメリカ人扱いなどもされる事があります。
これらの事は、覚悟の上で日本に生活している訳ですので、夫である私としても
そういう「自分が生涯ガイジンであるという孤独感」を少しでも和らげてあげられる
様に努力しています。そうした努力を通じて、また時には二人の葛藤を通して、
多くの事を学んで来た様に思います。

結婚して10年が経ちました。妻は永住権を得て、日本に生活しておりますが、
外人である事の制限は未だにあります。例えば、日本を三年離れると永住権は
喪失し、また初めから煩雑なビザ手続きをしなければならないこと。外国人
登録証を携帯しなければならないこと。犯罪に巻き込まれた場合、強制退去
の命令を受ける可能性のあること。市民としての基本的な権利である参政権が
ないこと等、これ以外にも沢山あります。

日本国籍を取得できれば、そういう制限がなくなるのですが、日本は二重国籍を
認めておりません。日本国籍を取得すると、彼女はスイス国籍を放棄しなければ
なりません。でもそれは自分の生まれ育ったアイデンティティを放棄するような
もので、大変過酷な要求なのです。

元横綱曙関でしたでしょうか、彼が引退して親方になるためには日本国籍が
必要でした。その為に、アメリカ国籍を放棄しなければならなかった。苦渋の
選択です。しかし、彼には相撲に関わること以外何の生活手段があり得ましょう。
アメリカ国籍の放棄を決断する時、一晩泣いたそうです。

私が同じ立場であったら、母国籍を放棄できたか本当に悩みます。日本には
私を育んだ故郷があり、親がおります。その国を捨てる事なんて、どんな判断で
出来るのでしょうか。よっぽど日本という国はひどい国なんだ、というような
日本否定を頭にたたき込み、決別でもしなければ出来そうな判断ではありません。

妻はスイス国籍を放棄出来ません。私も同意します。しかし、スイス国籍を
維持出来るのであれば、日本国籍を取得したい意志があります。これも当然
だと思います。それがやっと普通の市民として生活できる条件だからです。

国際結婚した外国人妻や夫の二重国籍容認は欧米では当たり前のこととなって
います。一部に、多くの外国人を受け入れると犯罪が増して社会が不安になるとの
懸念があります。だから重国籍容認も慎重にしなければならない。
この主張は、冷静に考えるとおかしいのです。日本に来て犯罪を起こして
いる外国人の多くは、短期労働を目的とした不法就労者であり、こうした
人達は違法な手段で入国を実現しています。だから入国当初より遵法の精神に
薄く、金銭に窮すれば容易に犯罪へと走ってしまうのです。問題は不法就労を
許す国と、暗黙のうちにそれを求める民間の体制にあるのです。

スイスでは国民の20%が外国人です。この比率は世界でも最高水準にあります。
5人に1人は外国人なのですから。しかもアフリカや中近東、インドなどといった
地域から多くの外国人が移住しています。ところがスイスは世界でも有数な平和で
安全な国です。失業率も極めて低く、能力のある外国人を今でも積極的に受け入れ
ています。そんな世界から常に好感を持たれる国、外国人の比率が多く高度に
国際化された国であるスイスにしても、きちんと重国籍を認めています。

スイスだけが特別な国で、魔法を成し遂げているのでしょうか。妻や親戚、また
スイス人の友人達を見る限りにおいては、スイス人は日本人と同じ人間です。

重国籍容認の問題に関してやるせなさを感じさせるものに、自分達の子供の
国籍問題があります。現在子供たちは日本国籍とスイス国籍を有しています。
自分の子供にスイス国籍を与えようとする母の気持ちを踏みにじる様な事は、
私には出来ません。彼女の希望によって子供たちにスイス国籍が与えられました。
しかし子供たちは21才になって日本の政府から、日本国籍を選択するか
スイス国籍を選択するかを迫られる事になります。

ここに生じるのは日本の法律による矛盾だけなのです。そしてその矛盾の
意味するものは、時代遅れの帝国主義からの遺物であるということなのです。
法の矛盾によって重国籍状態は存在するのですから、それは合法とも違法とも
つかない状態です。加えて私がやるせないのは、子供たちに日本が、国籍選択
という踏み絵を強いるということです。子供たちは何の基準でそれを選択するの
でしょうか。父の愛と母の愛との比較ですか、国の豊かさの差でしょうか。
若いうちにその選択をして、例えば自分が子供を持つ年代になって、自分の
ルーツを思い知り、片方を捨て去った事の悔恨を味わう事が決してないと
いえるのでしょうか。国による国籍選択の強制は、親が傷つき、子が傷つき
ます。私は人間性を踏みにじる如き行為だと考えています。

以上の様な理由により、私は日本に対して重国籍容認を要望します。現在私は
その要望を行う団体に入り、自分の出来る範囲で活動をしております。団体の
名前は「グローバル市民権の会」といいます。この会は重国籍容認の要望、
永住外国人の住民票記載の要望などを国に対して行っています。どの要望も
日本に住み、馴染もうとする外国人にとって大変大切な事なのです。また、重国籍
容認は国際結婚をして海外に住む日本人にとっても大変大切な事です。私は
この6月に参議院へ重国籍容認の請願を著名して行いました。無論その会の
活動に沿っての事です。

こういった活動は時間を要するだろうと思います。何故かというと、増えつつ
あるとはいえ国際結婚の割合はやはり少ないし、外国人には選挙権がないので
政治家もなかなか腰を上げてくれません。また慎重派の方々にとっては、
外国人の流入は形態の違う侵略行為などと見える様なのです。無論全ての外国人が
いい人間とは限らないでしょう。しかし、これから必要とされる共生の社会とは
侵略と対峙する考えであって、お互いの繁栄を模索する前向きな考え方です。
この立場なくして、より良い社会は築けないのです。ですから、時間がかかっても
少しずつでも、この運動を盛り上げたいと考えています。

現在「グローバル市民権の会」では、重国籍容認の要望に賛同してくださる
方々の署名をインターネットで集めています。皆さんの賛同を少しでも多く頂ければ
それだけ、この運動も前進します。そうして頂くことによって、私も助かりますし、
私の家族、多くの外国人配偶者、国際結婚をして海外に住む日本人配偶者も助かり
ます。是非、助けると思って「IST請願の会」のホームページを訪れ、
重国籍容認の要望に署名してください。URLはhttp://www.kouenkai.org/~ist/
です。

また、このメールは長文ですが、転送や転載など自由にして頂いてかまいません。
お知り合いの方々にも、お知らせ頂き一人でも多くの方々の署名が得られる様、
ご協力頂けると大変助かります。
最後に、ここまで長文にお付き合い頂き、大変有り難うございました。

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